人生後半の戦略書 – 第2章 第2の曲線を知る

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サマリー

人には2つの知能(流動性知能、結晶性知能)があり、それぞれピークを迎える時期が異なる。人生の後半を有意義に過ごすには、結晶性知能を活用する分野に自分のキャリアを変えていく必要があるが、このキャリア変更にはいくつかの足枷があり、それぞれ対応していく必要がある。

キーワード

  • 流動性知能(若者が強い)と結晶性知能(知識量に依存するので晩年に強くなる)
  • 流動性知能は必ず下降するため、戦うフィールドを結晶性知能を活用する分野に変えていく必要がある

メモ

  • 加齢による落ち込みは避けられないが、歳をとると自然と向上する知能やスキルがある
  • 高齢者は画期的なアイデアを出すのは苦手だが、既知の概念を他者に表現したり、他人のアイデアを解釈することが得意
  • 人には二つの知能があり、ピークを迎えるの時期はそれぞれ異なる
    • 流動性知能
      • 推論力、柔軟な思考力、目新しい問題の解決力
      • 一般的に地頭の良さと考えられる部分で、読解力や数学的能力と関連がある事が研究で明らかになっている
      • 流動性知能は成人期初期(20代)にピークに達し、30〜40代で急速に低下し始める
    • 結晶性知能
      • 過去に学んだ知識の蓄えを活用する能力
      • 結晶性知能は蓄えた知識量に依存するため、50、60代と向上していく。低下し始めるとしても人生の終盤
    • 結晶性知能を活かすキャリアに再設計できれば、落ち込みの時期も遅らせる事ができる
  • 晩年に入ると指導側になると言うのは知能曲線から考えると理に適っている
    • 特に分析的な業務や革新的なアイデアが必要な分野
  • 人生の後半を有意義にするために、結晶性知能(第二の曲線)に飛び移る
    • 飛び移る事を妨げている3つの足枷
      • 仕事と成功への依存心
      • 世俗的な見返りへの執着
      • 落ち込みに対する恐怖心
    • 3つの足枷を取り除く方法
      • 人間関係を深める
      • 精神性を探求する
      • 弱みを受け入れる

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